Q&A

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自分自身に聞き、自分自身に答えるQ&A + メモ(というか、ほぼメモ) 。

舛添東京都知事の騒動についてどう思いますか?

Q.舛添東京都知事の騒動についてどう思いますか?

 

A.舛添要一東京都知事の一連の政治資金の問題についてですが、率直にはかなり尾を引いているなぁといったところです。

これは、舛添都知事が納得のいく説明や答弁をしていないことをベースに、説明が突っ込みどころ満載で、マスコミも面白がっている部分があるからかな?と思ったりもします。

しかし、私は東京都民ではありませんので、全国ニュースで長く放映されることに徐々に違和感を持ち始めています。全国ニュースは要旨だけ放映してもらって、詳細は関東圏や首都圏のローカルニュースコーナーで取り上げていただければ良いなぁと感じます。

 

今回、舛添都知事が「第三者」という目線から佐々木善三弁護士らに依頼し、調査がなされました。公表された結果は「不適切な部分もあるが、違法性はない」というもので、これに納得された有権者の方は少ないかと思います。

「不適切であるが違法性がない」というのは、「政治資金規正法」自体がザル法と呼ばれる法律であり、不動産や株式売買などに政治資金を使用しない限り、違法とは問えない部分があるからです。「政治資金規制法」ではなく、「政治資金規正法」なのがミソで、誤った使い方をした場合でも「直してくださいね?」という指摘ぐらいしかできないのが残念なところです。

 

都知事の進退についても、舛添都知事が辞めないと言っている手前、そう簡単に辞めることはなさそうです。都議会自体も与党は責任追及はする姿勢を見せていますが、辞任に追い込むまでの力学は働いていないように思います。

これは、都議会自民党公明党が間接的にでも舛添氏を選挙で応援したいきさつがあることや、不信任案を提出して都議会が解散したら議員自体も一度は議員を辞めなくてはいけないこと、政治資金規正法が争点化することは目に見え、規制強化に動いたら困る議員も多少はいるんでないか?という部分、新しい都知事よりもレームダック化した舛添都知事の方が御しやすい、解散→選挙をすると次期の都知事選が東京オリンピックパラリンピックの開催期間に重複することなどが理由として考えられます。

しかし、議会の良心というのが試されている部分もありますし、次期都知事選についても特例で東京オリンピックパラリンピック後にすると決めれば良いとは思います。

といっても、選挙というのはその地域の民度や品性を写す鏡ともなる訳で、舛添都知事が居座っても、東京都民が他地域から馬鹿にされてしまうのはかわいそうです。議会も停滞しておりますし、舛添都知事の言動も公私混同が目立ちます。どちらにしても、早く終息してほしいとは思います。

また、国政では参院選が事実上スタートしておりますが、政党助成金政治資金規正法関連の改革を訴える候補者や政党が声を大きくし、争点化すれば良いなぁと思います。