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【J2第23節】 7月16日のモンテディオ山形 対 ツエーゲン金沢 戦の感想は?

Q.7月16日のモンテディオ山形ツエーゲン金沢 戦の感想は?

 

A.いつもの悪い部分が出ていた試合のように感じます。

 ツエーゲン金沢は暫定22位のチームでしたので、事前には勝って当たり前だろうくらいの気持ちでいました。不安要素としては、FC岐阜からレンタル移籍した秋葉勝の存在ぐらいで、彼がツエーゲンの流れや雰囲気を変えたら嫌だなぁとは思いました。

 金沢には、秋葉のほかに山崎雅人など、モンテディオに縁のある選手もいて、そうした選手との対戦というのは、実はちょっと楽しみだったりします。個人的には山崎は、今季もモンテディオで見たかったのですが、頑張っている姿を見れるのは移籍したとしても嬉しいのです。

 試合は割とゆるく入ったような雰囲気がありました。前半などは山形に余裕が感じられる面もあり、焦らずじっくり攻略するのかなと思いました。一方の金沢は、可能性を感じさせる攻撃を度々していましたが、山形は守備に一定の安心感があり、個々の能力というか雰囲気としては、攻められてもそれほど脅威に感じることはありませんでした。

 ただ、こうした可能性のある攻撃を繰り返すことが得点につながるというのは定石としてあります。山形は守備はまずまずの安定感を出しましたが、攻撃に速さやアイデアがなく、また、裏を取る動きを有効的に活用できずにいました。

 攻撃の際にボールに寄ってしまって、エリアで混み合ったり、カウンターを仕掛けても崩し切れずに一旦戻して攻撃を再構成してしまい、相手が準備を整えてからじっくり攻撃したりという可能性を感じない攻撃が続きました。

 しかも、山形は上位チームであれば善戦するものの、下位チーム相手には試合内容も良くなく惨敗するという風土(?)みたいなものがありますので、こうした余裕が悪い方向に行かなければ良いなぁと思いました。

 66分にディエゴ・ローザを投入してからは、彼の裏を取る動きが有効的に働き、攻撃に可能性が出てきました。山形は何度かチャンスを迎えますが、都度、相手GKの原田欽庸選手のビッグセーブに遭います。

 一方の山形も山岸範宏選手の好セーブが再三、チームのピンチを救っていました。しかし、76分に金子昌広選手のクロスに中美慶哉選手が合わせて、ゴール。この攻撃の時に、山岸範宏選手が相手10番の熊谷アンドリュー選手と交錯して倒されました。山岸は抗議をしますが、認められず0-1。

 試合はそのまま終了して16試合ぶりの連敗を喫しました。

 相手のGKのビッグセーブがあったとはいえ、今回可能性を感じたのはディエゴ・ローザぐらいでした。ちょっと気になったのは、シーズン序盤に躍動していた荒堀謙次選手の良さが消えていることと、佐藤優平選手の調子が思ったより上がっていないことでしょうか。

 荒堀選手は持ち味のオーバーラップがあまりありませんでした。佐藤優平選手は、前節なども含め、シュートチャンスで決めきれないシーンが目立ちます。佐藤選手にシュートを求めるのは酷かもしれませんが、彼は良いポジション取りをして、最終的にチャンスに絡むシーンが最近良く見られます。そうした際に、ゴールを決めたり、最低でも枠にボールが飛ぶと脅威になりますので、そうした存在になってくれたら良いなぁと思っています。

 また、石崎信弘監督については、真意は分かりませんが試合中や試合後のコメントを見ると直接の指導というよりも選手間で考えさせるような指導をしているように思います。ただ、選手間で修正できていない時は、修正させるなど指導者としての役割をもう少しだけ発揮してほしいなぁと思います。

 最後にスカパー!を見ていて、実況をしていた北陸放送の角野達洋さんとピッチリポーターの加藤美帆さんがポップな雰囲気で伝えていたのが印象的でした。チームが最下位だと暗くなりそうな気もしますが、そうした部分を一切感じさせないのは素敵だと思います。


【ハイライト】ツエーゲン金沢×モンテディオ山形「2016 J2リーグ 第23節」

 

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