カジノ法案とギャンブル依存症について
Q.カジノ法案とギャンブル依存症について。
A.
上を書いてみて、ふと思ったのは、「カジノだから」とか「パチンコだから」とか「公営ギャンブル」とかは関係なく、「病的賭博」に関してはより手厚いフォローが必要だということなんだと思う。
「ギャンブル依存症が増えるからカジノ反対」という論は、じゃあカジノを実施しなかった場合のギャンブル依存症対策はどうなんだろう?という疑問が出てくる。「パチンコが元凶」という論は、それは一因ではあるから、どう対策するのか?という論に発展してほしい。
依存症や中毒は、それぞれが色んなジャンルで持っていて、問題となるのは生活が破綻したり、周囲の人間関係にまで影響が出る場合かと思う。
そう考えると、依存や中毒は認めた上で、いかにその問題の程度を小さくしていくのかという議論や対策を考え、実行すべきで、これは対策が思い浮かばなければ試行錯誤をしても良いと思う。
ここに至っては、幸せを増幅するよりも不幸せを最小化するような議論が必要で、それはギャンブルに関わらず、問題とされる依存や中毒全般に行き渡れば良い。
もともと依存や中毒というのは、現実逃避行動のひとつと考えられたりもするわけで、仮にギャンブルだったり薬物などを規制しても、その現実逃避したいと思わせる事象が当人の中で解決されなければ、違う手段を用いて依存することになる。
在り方の議論になるんだけど、もう少しイメージに頼らない部分が共有できると変わってきそう。