Q&A

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自分自身に聞き、自分自身に答えるQ&A + メモ(というか、ほぼメモ) 。

今村雅弘復興担当大臣の「東北のほうでよかった」発言について、どう思いますか?

Q.今村雅弘復興担当大臣の「東北のほうでよかった」発言について、どう思いますか?

 

A.不適切だと思います。

 二階派のパーティの中で、統計の説明の際に出た言葉ですが、やはり言葉が軽い上に被災地に寄り添っていないことが分かる発言だと感じます。本人は全く被災地を軽んじるつもりはなく、言葉の流れで話したようですが、使う言葉が不適切です。同じ意味なら「東北の方でもあれだけ甚大な被害が出ました。仮に首都圏で起きたなら、もっと甚大な被害になるだろうと」みたいに話せば問題はなかったと思います。

 今回のケースで目立ったのは、安倍晋三首相の対応の早さです。同じパーティでの講演では、真っ先に謝罪をしました。夜には二階俊博氏が辞任を促し、翌朝には事実上の更迭となった訳です。

 首相は、ぶら下がり取材でも重い雰囲気で謝罪をしました。なんとなく首相が辞任するのでは?と思うくらいのトーンでした。任命責任も認め、政権や党内が緩んでいるという話も出しました。

 確かに政権や自民党内が緩んでいるのは、誰の目にも明らかでしたので、今回のケースをポイントに引き締められれば良いなぁと思います。後任の人事は、吉野正芳氏になりました。吉野氏は、福島県選出の議員なので、良かったです。個人的にも福島・宮城・岩手の中から後任を選んだ方が良いと感じていました。パッと思いついたのは小野寺五典氏でしたが、こうしたところから選ばれたのは良かったです。

 しかし、復興大臣は歴代、発言や態度が軽い印象があります。民主党時代の松本龍なんか最悪でしたしね。ほんと、大臣待望組からの選出ってやめてほしいなぁと思います。

 また、安倍首相は本人もたまに軽いところがありますが、政治のセンスは良いなぁと思いました。ただ、人材や人に恵まれていないなぁというのは、常に思うところです。政権や与党に緊張感が生まれることを期待します。