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自分自身に聞き、自分自身に答えるQ&A + メモ(というか、ほぼメモ) 。

「死ぬほど読書(丹羽宇一郎)」の感想・レビュー

 

ちょっと期待をハズした(2017年8月27日)

 Amazonのランキングに入っていたので購入。個人的に読書についての考察の本は興味がある。しかし本書については中途で読むことを断念した。本書は読書に関するエッセイがまとめられている。多分、1日1エッセイ程度読むと実に楽しいのではないか?と思われるが立て続けに読むと食傷を起こすのである。それは、筆者の書き方が新書でよくあるパターンの書き方で文書を構成しているからである。すなわち、章第と最初の数行で問題やテーマを提起し、次にそれに関連する例え話で話を広げ、その例えを用いてテーマを説明していくという手法である。こうした書き方は新書や最近の書籍で多いパターンです。文字数を稼ぐため、または分かりやすく説明するために数行で終わる内容を引き伸ばすという手法です。これの場合、速読をするときは章第と最初の数行、もし付け加えられていれば、そのテーマに関する章末のまとめを読めば事が済みます。筆者が高齢であるから、なにか深い部分を感じられるかと思いましたが、分かりやすく配慮した為でしょうか、内容が実に陳腐に感じ、高齢の深みというより、老人の小言のように感じられたのが残念でした。

 

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死ぬほど読書 (幻冬舎新書)

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