「リーマン」とは、どういう意味ですか？

Q.「リーマン」とは、どういう意味ですか？

A.以下のとおりです。

1.サラリーマン

　「サラリーマン」のこと。和製英語（Salary+man）。日本において正規雇用として民間企業に務める給与所得者のこと。主にホワイトカラーの男性雇用者を指す。女性の場合は「OL」という。

2.リーマン・ブラザーズ

　「リーマン・ブラザーズ（Lehman Brothers Holdings Inc.）」のこと。かつて存在した投資銀行グループ。1844年にバイエルン王国（現：ドイツ）から移民としてアメリカに入ったヘンリー・リーマンが「H.リーマン商会」として設立。1850年に兄弟もアメリカに入ったため「リーマン兄弟商会」に店名変更。その後、投資業務に参入。2000年代からサブプライムローンを展開し、事業拡大。しかし、住宅バブルの崩壊からローンの焦げ付きが発生。2008年3月に大手投資銀行のベアー・スターンズが破綻したことから、リーマン・ブラザーズの財務状況を疑問視する展開に発展。サブプライムローンの損失処理から赤字決算を発表すると株価が急落。2008年9月に連邦破産法第11章の適用を申請し、破綻。負債総額は約64兆円にのぼる。一連の流れから金融機関の連鎖倒産を危惧する声が高まると世界の金融市場に失望感が広まり、世界中の株式市場の平均株価が暴落。日経平均株価も2008年9月時点で12,000円台だったものが同10月には6,900円台まで下落した。