「(2018)カデル・エヴァンス・グレートオーシャン・ロードレース(1月28日・日・DAZN)」の観戦メモ
以下は、「(2018)カデル・エヴァンス・グレートオーシャン・ロードレース(1月28日・日・DAZN)」の観戦メモです。
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1月28日、日曜日、UCIワールドツアー「カデル・エヴァンス・グレートオーシャン・ロードレース」が、オーストラリアのビクトリア州で開催されました。
メルボルン近く、ビクトリア州第二の都市、ジーロングをスタートし、レースの名前にもなっているグレートオーシャンロードを通って、ジーロングに戻ってくる全長164キロのワンデイレース。前回の優勝者は、チーム・サンウェブの「ニキアス・アルント」です。
参加チームは、ワールドツアー12チームとプロコンチネンタル3チーム、オーストラリア ナショナルチームの16チームです。ワールドツアーは、サンウェブ、ボーラ・ハンスグローエ、スカイ、クイックステップ、BMC、トレック・セガフレード、ミッチェルトン・スコット、アーゼードゥゼール、カチューシャ・アルペシン、ロット・ソウダル、ロットNLユンボ、ディメンション・データ。
プロコンチネンタルチームは、ルームポット、アクア・ブルー・スポート、イスラエル・サイクリング・アカデミー。そして、ナショナルチームは、コルダメンタ・リアル・エステート・オーストラリア。以上16チームです。
34度の猛暑の中、現地時間11時にアクチュアルスタート。スタート直後に5名の選手が飛び出し、そのまま逃げ集団を形成しました。ジリジリと上がる気温は、レース中には40度を超えるなど、選手たちの体力を奪います。
今年で4回目を迎えたこのレースは、もともと、地元オーストラリアの自転車選手「カデル・エヴァンス」の引退レースとしてスタートしました。昨年2017年からはUCIワールドツアーに昇格。レースは、逃げ集団とメイン集団まで約6分のギャップを持って、進みます。
美しい風景が広がる「グレートオーシャンロード」は、前半60キロほどまで、後半は内陸を通り、ジーロングの周回コースを経て、ゴールを迎えます。
レースは進み、残り60キロ地点で、平均9.6パーセント、最大勾配22パーセント、全長900メートルの山岳「チャランブラ クレセント」に先頭集団が突入していきます。周回コースにも織り込まれたこの「チャランブラ クレセント」を選手たちはゴールまでに4回登らないといけません。
1回目と2回目、そして3回目の山岳は、アクアブルー・スポートのラッセ・ノーマン・ハンセンがトップ通過。先頭は、ハンセンの他、カチューシャ・アルペシンのパヴェル・コチェトコフの2人になります。メイン集団は、ジリジリとタイム差を縮めてきます。
先頭が吸収されて、残り10キロほど、ダリル・インピーやサイモン・ゲランス、ジョージ・ベネット、エステバン・チャベスら有力勢10人ほどが抜け出し。この10人でそのままゴールへ。
最後、スプリント勝負になったゴール前を、ボーラ・ハンスグローエのジェイ・マッカーシーが制し、同レース初の地元オーストラリア人の勝利となりました。なお、山岳賞には、アクアブルー・スポートのラッセ・ノーマン・ハンセンが制しています。