「世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事(津川友介)」の感想・レビュー
エビデンスからの解説(2018年6月13日)
「世界一シンプルで~」を通読。最近、自然と健康に関する本を読むようになりました。年をとってきたと、痛感させられます。
さて、本書はUCLA助教授で医師の著者が大学の研究結果をもとに、食品の良し悪しを解説している本です。
「パレオダイエットの教科書」同様、メタアナリシスを活用し、体に良いのはアレ、悪いのはアレ。世間では良いとされているあの食品は実は……。といった感じで解説しています。
まぁ、極端なことをいうと「魚」「野菜」「果物」「水」ぐらいしか食べるものは無くなってしまうのですが、その辺はコストと健康のバランスを各々考える必要があります。
「パレオダイエットの教科書」と違う面では、脳卒中や高血圧など病気のリスクや妊婦・子供が取ったほうが良い食事も解説されている点でしょうか。
解説してある項目それぞれに参考にした研究結果(引用元)が本書の最後に収録されていますので、信頼度もありますし、疑問を持ったら原典をたどれば良いので、実に良い本だと思いました。
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