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自分自身に聞き、自分自身に答えるQ&A + メモ(というか、ほぼメモ) 。

「龍が如く6 命の詩。」の感想

Q.「龍が如く6 命の詩。」の感想。

 

A.勢いでPS4と一緒に買ってプレイしました。「龍が如くシリーズ」はほとんどやってきていたのでワクワクしながらプレイし、先ほどクリアしました。

 終わってみての感想ですが、ネタバレが含まれますのでご注意ください。

 まず、率直に思ったのが澤村遥の無責任さでした。アサガオの子どもたちと共に安寧な日々を過ごすため、桐生一馬が刑務所に入ったのにも関わらず、澤村遥はそうした思いはあっても覚悟が足りず、アサガオを飛び出します。3年後に帰ってきた桐生は、遥を探すために神室町を訪れ、事件に巻き込まれ、ストーリーが進みます。

 そして何やかんやがあり、桐生は遥を見つけ、遥とその周囲を守り、一人でその対価を背負って闇に消えてしまいます。

 なんというかこのメインストーリーが気に食わないといいますか、澤村遥が嫌いになったというかそういう気持ちを持ちました。

 極道との関係を週刊誌に書かれ、そんな自分と一緒にいるとアサガオのみんなに迷惑がかかると飛び出した遥ですが、エンディングではそのアサガオに戻り、旦那の勇太と息子のハルトとアサガオのみんなと幸せそうな日常を送ります。

 なんというか最初の段階で、覚悟を決めれば良いのに、どんだけ迷惑をかけるのか?と思いました。飛び出したあとも周りに気を遣わせ、結果ワチャワチャになって桐生だけが全てを背負った訳です。なにか遥が軽率な気がしてなりません。

 ゲーム自体は、面白いなぁと思う部分とそうでもない部分を繰り返します。有名人を模したキャラクターが多数出てきますが、愛着を持ったり感情移入出来たのは、宮迫博之が演じた(声で演じ、見た目が有名人 以下同じ))南雲とビートたけしが演じた広瀬だけでした。

 藤原竜也が演じた勇太は、後半になるに連れ、良いポジションになってくるのですがどうにも軽いというイメージ。それは小栗旬が演じた染谷も同じ。真木よう子の清美ママはどうにも評価に難しい感じで、大森南朋の巌見恒雄は、ハゲタカの鷲津政彦そのものでした。

 宮迫とビートたけし以外の有名人キャストは演じている感が強く、龍が如くで生きている雰囲気が伝わってきません。というかうまく感情移入できませんでした。

 サブ面では、プレイスポットが減っている上、あまり魅力的ではありません。キャバクラもそうでもないし、猫カフェもそうでもないし、ライブチャットもそうでもない。ダーツやアーケードゲームもう~ん(これは好き嫌いですが)。

 パチンコや賭場が無くなったことや、ポケサーみたいな良い意味で裏切りがあるプレイスポットが無かったかなと思います。工夫しているのはすごく伝わったんですが、好みの問題ですかね。

 「龍が如く」は真面目な部分と雑な部分があって、雑な部分はギャグがあるから寛容に見れるというのはあるんですが、なまじグラフィックがところどころ良くなっている分、ディティールの甘さは目立ちます。草野球のシーンと塁打の関係なんかひどいもんです。

 評価をつけると星3つぐらい。すごいのだけど、ところどころ気になる部分があったり、物足りなかったり。ストーリーは上で書いたほかにあまりヤクザくさい部分がなかったことと、乳児が中心になっているので締りがないように感じました。エンディングから第二部はじまるくらいだと驚くんですがね。

 あとは、大道寺云々、来栖猛云々が思いのほか印象に残らなかったこと。最期まで残った菅井が薄かったこと。びっくりすることよりも鬱陶しい感じが上回ったことなど、あるっちゃあるんですが、結局好みなのかなぁーと思います。個人的にしっくり来なかっただけみたいな。

 アップデートで、プレイスポット増えたら嬉しいなぁ。グランクリエイターもハマらなかったしなー。