Q&A

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自分自身に聞き、自分自身に答えるQ&A + メモ(というか、ほぼメモ) 。

「ヴィノクロフ大佐」とは、どういう意味ですか?

Q.「ヴィノクロフ大佐」とは、どういう意味ですか?

 

A.以下のとおりです。

 

1.アレクサンドル・ヴィノクロフ

 「アレクサンドル・ヴィノクロフ(Alexander Vinokourov)」のこと。1973年9月16日生まれ、カザフスタン・ペトロパヴル出身の元自転車ロードレース選手のこと。脚質はオールラウンダー。アマチュア選手を経て、1998年に当時のカジノと契約し、プロ生活をスタート。2005年と2010年にリエージュ~バストーニュ~リエージュ総合優勝。2006年にブエルタ・ア・エスパーニャ総合優勝、2012年のロンドン五輪ではロードレース金メダルなど輝かしい成績を収めた。2007年にドーピング検査で陽性反応が出たこともあり、当時の所属チームであるアスタナ・ウルトから解雇処分。カザフスタン自転車連盟からも出場停止処分を受けた。なお、ドーピングについてはヴィノクロフは激しく抗議し争う姿勢を見せたが、同年12月に現役引退を発表。しかし、2009年7月に出場停止処分が終了することから現役復帰を表明。8月にアスタナにチーム復帰した。復帰後も安定した成績を収め、2012年に現役を引退。引退後はアスタナのゼネラルマネージャーに就任。

 なお、逸話として、ヴィノクロフはアスタナの選手に対し、意見や助言がある際に、直接叱咤激励の電話や手紙を送る(メールなどではなくアナログな手段を用いる)ため、選手からはまことしやかに恐れられているとの噂がある(叱咤激励が心にグサッとくる系 or お叱り系のため)。

 また、なぜ「ヴィノクロフ大佐」と呼ばれているかについては、2000年にカザフスタン共和国軍から名誉大佐の勲章を贈られていることが由来。J SPORTSなどの中継では「ヴィノクロフ大佐」は愛称として定着している。ほか「ヴィノ」「カザフスタンの英雄」とも称される。