Q&A

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自分自身に聞き、自分自身に答えるQ&A + メモ(というか、ほぼメモ) 。

ちょいパチを打ってみた(遊技してみた)感想は?

Q.ちょいパチを打ってみた(遊技してみた)感想を教えてください。

 

A.コンセプトと実情がチグハグしているような印象です。

 先日、近隣のパチンコホールに「ちょいパチ」が設置されたので見に行ってきました。導入初日だったので、ある程度のお客さんがついているだろうなぁと思い、夕方ごろにお店に行ってみたのですが、見事なくらいお客さんがついていませんでした。

 データカウンターの回数も大当たり0などが目立ちます。地域では1-2を争う集客の強いお店なのですが、ちょっと意外です。理由を考えれば、設置されたパチンコ機自体がやや見慣れた機械ですし、新しいジャンルということで敬遠されたのかもしれません。

 お店には「天才バカボン」「冬のソナタ」「JAWS」「シャカンナー」「花満開」があり、とりあえず「天才バカボン」に着席。貸ボタンから500円分の球を借り、遊技をしてみると、あっという間に当たりました。

 この低投資で当たるというのは、ちょいパチのコンセプトに合致します。好きな台の演出を見たいなどの理由であれば、こうしたジャンルをちょうど良く、初心者や初めての友達を連れてきた場合も、ひととおりの流れを説明しやすく良いと思いました。

 ただ、やはり早めに当たるということは、その分、大当たり出玉や連チャン性能が低いわけです。私の打った台は、1回の大当たりで正味200発程度の出玉です。アタッカー(大入賞口)の払い出し賞球は6個。打ちっぱなしにすると、ラウンド間で3発程度こぼします。

 このあたりがコンセプトと合っていない部分のひとつで、通常のパチンコ機のアタッカー払い出し10個から15個ならば、ラウンド間の打ちっぱなしのこぼれは気になりませんが、出玉が少ない機械のこぼしというのは、かなり気になります。

 気になるので、ラウンド間で止め打ちを行うのですが、このあたりは全然初心者向きではなく、真逆の玄人向けの技術が必要になるのです。ちょっとした止め打ちなどの技術を使わないと勝敗にずいぶん影響してくる印象で、チグハグさを感じます。

 また、「ちょいパチ」は短時間でパチンコが遊べる!がメインコンセプトでありますが、1回の出玉が少なく、連チャンもしづらい仕様なので、ドル箱を使っているお店だと満足の行く出玉に到達するまでにかなりの時間を要します。

 イメージとしては、羽根モノの出玉スピードに近く、長い時間粘って1箱出すといった遊び方です。30分での決着というのは、出玉は良くて500発から1000発程度。ドル箱ですと半分ほどなので、かなり中途半端でヤメづらいと感じます。

 そういったことから、まだまだ「ちょいパチ」は改善の余地があるように思います。まず、ドル箱を使っているホールは、「ちょいパチ」専用の小箱(500箱ぐらいでいっぱいになる)を用意して、お客がヤメやすい状況を作ることが必要かと思います。

 メーカーサイドは、コンセプトを変更するなどもう少し煮詰めても良いかもしれません。「短時間で遊べる」よりも「人気機種の当たりパターンをたくさん体験できる!」、「プレミアム演出を堪能しよう」にした方がしっくり来ます。

 

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