【J2第31節】 9月11日のモンテディオ山形 対 清水エスパルス 戦の感想は?
Q.9月11日のモンテディオ山形 対 清水エスパルス 戦の感想は?
A.もうすでに残留争いに両足どっぷりと突っ込んでいるモンテディオ山形ですが、先の天皇杯二回戦はザスパクサツ群馬に5-0と完勝。大量得点もさることながら無失点に抑えたところが収穫といえるゲームでした。
今節戦った清水エスパルスはリーグ上位に位置しており、今のチーム状況からいうとアウェイということも加味してドローで良いゲーム。というか、ドローならば良しというゲームでした。
前半から圧をかけたモンテディオ山形は、その大半で主導権を握りました。決定機も何度か見せましたが、相手GKの植草裕樹選手のビッグセーブもあり、ゴールを割ることができません。
試合が動いたのは前半アディショナルタイム。清水がカウンターから枝村匠馬選手が決めて0-1。前半を折り返します。
後半は伊東俊に変えて大黒将志を投入しますが、佐藤優平などのパサーを欠く山形は、大黒の良さを引き出せません。
裏に抜ける大黒と、ポストプレイを続ける林陵平には距離感があり、前半飛ばしたこともあってか後半は清水が主導権を取ります。
前半に1点取られたこともあってか、後半は前半の良さが微塵もなく、いつものモンテディオ状態。あの1点でプランが崩壊したのでしょう。
後半途中には、不必要なバックパスを相手に取られ、対応したGK山岸範宏がイエローカード。これで山岸は次節出場停止。
後半29分には相手の金子翔太選手が決めて0-2。直後にケガ明けの大前元紀選手と交代しました。
後半36分には、裏に抜けた大前選手を田代真一が倒して一発レッド。直後のFKを大前選手が決めて3-0。
山形は後半終了間際のCKから渡辺広大がヘッドで返して3-1。試合終了。
残留争いの最中なので内容はもう注目していませんが、ちょっと負け方が良くないように感じます。例えば、終了間際に得点されるのはいつものケースです。中途半端なバックパスを取られるのも良くはありません。
点が得れない・守れない・メンタル弱い・運も弱いという負のスパイラルにチームが包まれている印象があります。ベンチワークもちょっと後手後手感があります。ケガ人で選手不足というのも分かりますが、その為に移籍期間中にレンタルで補強すれば良かったのにそれもなし。
とりあえず1勝。そうじゃなくても勝点1。ホームでは負けない気持ちで、今シーズンを乗り切ってほしいです。