Q.「筑波石(つくばいし)」とは、何ですか?
A.「筑波石」は、茨城県つくば市にある筑波山周辺で産出される斑糲岩(はんれいがん)のことです。
マグマがゆっくりと固まって出来た灰黒色の岩石(約7500万年前)で、固く傷つきにくい性質から風化につよく、地元では江戸時代から石垣に使われていました。
斑糲岩(はんれいがん)は固い性質のため、石を加工しないで積み上げる「崩れ積み」と呼ばれる技法もあります。
バブル期には、庭石として全国から注目され、高値で売買されたこともあります。現在はブームが去り、落ち着きましたが一定の支持を得ています。