「エマニュエル・レヴィナス」とは
エマニュエル・レヴィナスとは
- 1906年1月12日 - 1995年12月25日。フランスの哲学者。ユダヤ人で出生は、ロシア帝国領リトアニア。
- フランスの大学に留学し、哲学を学ぶ。
- のち、第二次世界大戦が勃発し、レヴィナスの家族や親族は収容所に送られ、処刑されてしまう。
- 親しい人々を亡くした経験から、孤独について深く考察。「孤独のスペシャリスト」と呼ばれる。
- 孤独とは「見知らぬ人々が住む外の世界」。
- この世界を「イリヤ(ilya)(=~がある)」と名付ける。
- イリヤとは「自分とは関係なく、ただ存在するだけの世界」の意味。周囲の人に表情や顔がなく、ただ存在するだけの世界。存在はするが、ただいるだけの世界。
- 顔は「他者への入り口」である。他者の顔を直視すれば、表情のない顔に表情が戻り、人間が浮かび上がる(直視をすることで、その人の社会的属性(社会の役割)が消えて、その人自身が浮かび上がる)。
レヴィナスの言葉
- 孤独から抜け出すために他者の顔を見つめることから始めよ。