ウラジーミル・プーチンの情報
Q.ウラジーミル・プーチンの情報。
A.以下のとおりです。
新・情報7daysニュースキャスター(2016年12月17日)
- 幼少期をロシア西部の大都市サンクトペテルブルクで過ごした。
- 超難関のレニングラード大学を卒業後、子供の頃より憧れていたKGBに勤務。
- 諜報員として旧・東ドイツで活動。
- ソビエト崩壊後に、地方で政治家となり、後に中央政界に進出。
- 1996年に大統領府入りし、2000年に大統領に就任した。
- 「強い国家の復活」を掲げる。
- 自らも強い姿やトレーニングする姿を国民にアピールしてきた。
- カメラの前ではマルチな才能を披露し、F1カーを運転したり、馬を操ったりした。
- 国内で森林火災が発生した際には、自らが飛行機の操縦桿を握り、現場に急行。
- 「国民のため」という姿も見せている。
- チャリティ・コンサートに参加した際は、ピアノを演奏したほか、歌声も披露。
- 優しさアピールの際には、動物好きをアピール。ヒョウの保護センターでは、警戒したヒョウを手なづけ、膝の上に載せてかわいがった。
- 動物の中では特に犬が好きで、日本からは秋田犬がプレゼントされたことがある。
- また、子犬をプレゼントされた際は、頬ずりするなど嬉しさを現した。
- 国内の支持率は86%ほど。
- 国民は、「一番良い指導者」「全宇宙が彼を支持している」「(大統領は)賢く、問題を解決してくれる」という声も。
- 年に一回、約4時間の生放送番組「プーチン・ホットライン」をテレビで放映。国民の質問に、プーチン氏自らが答えている。
- なにか節約しましたか?という質問には「時間だ、何よりも貴重だ」と答えた。
- 11歳の女の子から「(おとぎ話のように)金の魚を捕まえて、3つ願いを叶えるなら、どんなお願いをしますか?」という質問には「夢は自分でつかむものだ。夢みたいな出来事を待っていないで、汗をかいて働きなさい」と答えた。
- どんな質問にも答える姿は、国民から賞賛されているという。
- 弱者(労働者)の見方という側面としては、会社都合で工場を閉鎖する経営陣に対し、自ら工場に乗り込み「お前たちの無能さ、野望のせいで数千人もの人々が生活が脅かされているんだ、このような状況は許されない」と経営者に対し、工場再開を約束するよう迫り、約束を確保した。
- プーチン氏の強権発動には、支持がある一方、批判的な見方もある。
- 政治手法が「独裁的」であり、彼はマフィアのようだと一部からは批判された。
- 独裁的な姿は、2000年から2期8年間大統領についた後、2008年から2012年までを側近のメドベージェフ氏を大統領に据え、自らは首相になり、2012年からまた大統領に就くなど政治の中心にあり続ける姿勢に現れているという。
- プーチン氏に批判的な指導者に対して、暗殺を行なったのではないかという疑惑が持たれている。
- 批判的な野党の指導者ボリス・ネムツォフ氏やジャーナリストのアンナ・ポリトコフスカヤ氏、アレクサンドル・リトビネンコ氏などが暗殺や謎の死を遂げており、これがプーチン氏の指示で行われたのではないか?という。
- 反プーチン派が暗殺されることにより、反プーチン派の新聞社ノヴァヤ・ガゼータの政治担当キリル・マルティノフ氏は「マスコミの自由度が悲惨な状況になっている」とコメント。「プーチンは才能がある政治家だがとても横暴だ」と話した。
- この疑惑は、プーチン氏が元KGBの工作員という経歴を持つことで、影を濃くしているという。
- 2011年に元軍人が「年金を上げてほしい」と直接書類を渡すと、プーチン氏は、書類を見た後、その場で破り捨てた。
- その姿は、冷徹で豪腕とも。
- しかし、このように強権を維持していることで、日本との北方領土問題が前進するのではと見る向きもある。
- 時事通信社の田崎史郎氏は、「安倍総理もプーチン大統領も長期政権ということが大きなチャンス」「安定して長期に続く政権でしか成し遂げられない」「この数年が最後のチャンスだろうと思います」と解説。
- オバマ大統領は「プーチン大統領抜きでロシアで何かが実行されることはない」と語っている(2016年12月16日)。
- 米国は、2016年の米大統領選挙において、ドナルド・トランプ氏の勝利を狙ったロシアのサイバー攻撃にプーチン氏が関与しているのではないか?との見解を示している。