1円パチンコが規制され、4円パチンコの「ちょいパチ」が推進されると聞きました、本当ですか？

Q.1円パチンコが規制・廃止され、4円パチンコの新ジャンル「ちょいパチ」が推進されると聞きました。1円パチンコは規制されるのですか？

A.2-3日前からインターネット上で話題になっています。しかし、情報ソースを辿っていっても明確に言及されているものはありませんでした。代わりに2chのスレッドにて、スレッドタイトルが「1円パチンコの規制・廃止」というものはありました。ただ、転載されていた内容は全く違ったものでした。

警察庁からの通達でそういう流れがあるという話にまで発展していましたが、現状ではガセやデマの域を出ません。警察庁が再三再四、遊技業団体にお願いしているのは「遊技機の低射幸性化」です。

この「遊技機の低射幸性化」への対応という意味合いなどを含め、日工組加盟企業などのパチンコメーカーは、30分で大当たりから出玉区間などを一通り体験できる「ちょいパチ」というジャンルを開拓し、順次ホール導入が進んでいます。

日工組は他にも、「初心者向け」だとか「短時間でも遊べる」とこのジャンルを推進していますが、短時間ならソーシャルゲームでも良く、わざわざタバコの臭いや景品交換が煩雑なパチンコホールに足を向けるか？というと疑問が残ります。ただ、低射幸性化への対応をしているというポーズを警察庁に向けることはできます。

今後、遊技くぎ問題などを受けて、パチンコホールが利益を確保することが従来よりも困難になることが予想されています。そうしたなか、利益確保の名目で、1円パチンコから4円パチンコへの移行を促したい気持ちもよく分かります。しかし、現状のパチンコホールでは1円パチンコなどの低貸コーナーは活況で、使用する金額もゲームセンター程度と抑えられています。警察庁の「低射幸性化の推進」を現状の遊技機でも実現できている状況を見ますと、「1円パチンコの規制・廃止」というのは実に乱暴な論理で、仮にこれがデマではなく真実だとしても、パチンコホールへのメリットは少ないように感じます。