Q&A

Q&A

自分自身に聞き、自分自身に答えるQ&A + メモ(というか、ほぼメモ) 。

「選挙に行かない」ことは、どんな意味を持っていますか?

Q.「選挙に行かない」ことは、どんな意味を持っていますか?

 

A.様々な意味があるかと思います。

 衆院選参院選、知事選や市町村長選、地方議会選など選挙は様々あります。期日前投票があるとはいえ、平日仕事をしているとなかなか時間も取れないし、投票日の日曜日はゆっくり寝ていたい。遊んでいたいと思うのが人情です。

 

 選挙は行った方が良いだろうとは思うけれど、行かなくても良いんでしょ?自分が投票したって何も変わらないんでしょ?と思うかもしれません。確かにこうした気持ちというのは若年者の投票率にも表れています。また、選挙に意味を見いだせなくて、なんとなく投票に行かない人も多いかと思います。

 選挙管理委員会は、「一票で自分の意志を示そう」などと選挙標語を掲げていますが、しっくりこないこともあるでしょう。

 

 では、「選挙に行かない」ということはどういうことを示すのか、分かりやすく言えば「選挙の結果には文句を言わない」という意思表明になります。

 いやいや、投票したい候補がいないから行かないんだという理由の方もいるでしょう。政治不信だからという理由もあるかもしれません。でも、そうした場合は、選挙に行って「白票」を投じることこそが、自らの意志の表明になるのです。

 なにも投票会場に行ったら、必ず候補の名前を書く必要はありません。候補者に応援したい、支持したい人がいないならば何も書かずに投票する「白票」で意思を表すべきです。

 

 若者が選挙に行かない理由として、めんどくさいのほかに政治が若者を向いていないから興味が持てないということがあるかもしれません。

 政治が若者に目を向けないのは、「若者の投票率が低い」からです。つまり、若者向けの政治公約をしても票が集まらないと候補者や政党は考えてしまいます。

 一方の高齢者は投票率も高く、もともとの数も多いので、候補者や政党は高齢者優遇の政策や公約を考えます。彼らは候補者が当選するかどうかを握っているとも言っても良く、演説会などで高齢者の多い場所が選ばれる理由にもなっています。

 

 選挙に行かず、投票率が下がると自らの年代や地域にとって有利ではない、関係のない政策をとられることがあります。応援したい人がいなくても、投票に行き、投票率を上げることで、候補者や政党が目を向けますので、相当な理由がない場合は投票に行くべきです。

 また、政治に文句を言いたい場合も投票に行ってから文句を言うのが筋です。政治に文句を言い「でも、投票行ってないんでしょ?」と言われて何も返せなくなったら格好が悪いです。