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自分自身に聞き、自分自身に答えるQ&A + メモ(というか、ほぼメモ) 。

「1日外出録 ハンチョウ 2巻(福本伸行 / 萩原天晴 / 上原求 / 新井和也)」の感想・レビュー

 

班長・大槻がシャバを目一杯楽しむ(2017年9月23日)

 Kindleで読む。福本伸行原作の「カイジ」シリーズのスピンオフ作品。強制労働施設の班長が1日外出券を用いて外出し、その日を満喫する1話完結の構成。班長の大槻については「カイジ」に譲るが、「ハンチョウ」の大槻は実に娯楽の楽しみ方を知っている。大槻は1日という制約のなか、実にすがすがしくシャバを楽しんでいる。その姿は粋でもあるし、人生の達人のようでもある。なぜ、こうした振る舞いができる大槻が地下に落ちてしまったのかについて疑問を持つほどだ。スピンオフ作品なので本編を知っているとなお面白く感じるし、本編の雰囲気を持った作画も実に良いと思う。しかし、最初は楽しめたものの、本書後半に収録されている「悪魔の囁き」を見ると、ネタ切れなのでは?と感じてしまう。無理に連載せず、思いついた時に書き、話が溜まったら単行本化するぐらいのペースが良いのでは?と思った。

 

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