Q&A

Q&A

自分自身に聞き、自分自身に答えるQ&A + メモ(というか、ほぼメモ) 。

「弓と禅(オイゲン・ヘリゲル)」の感想・レビュー

 

非常に美しい文章(2017年8月27日)

 「武田鉄矢今朝の三枚おろし」で紹介されていたので購入。刊行は50年ほど前。ドイツのヘリゲル氏が弓道を通して禅の世界に迫った体験記。阿波研造氏を師範に弓道を習っている。古い書籍であるがゆえか、言葉や文体が非常に美しい本であった。本書には「それ」がよく登場する。禅の境地のような気もするし、ちょっとした妖怪の類のような気もする「それ」である。「それ」が乗り移るためにはどうすれば良いか?読み終えた後、現代の生活に置き換えて考えてみた。多少なりの謙虚さに静謐な心、汚れていない住環境などが必要かなと思った。

 

この本を購入する

弓と禅

弓と禅