「メンタルが強い人がやめた 13の習慣(エイミー・モーリン / 長澤あかね 訳)」の感想・レビュー
悪い習慣を断ち切る(2017年11月12日)
全ページ読了。「はじめに」を読んだあと、目次から気になる章第から読む。結局のところ、すべて読み終わる。
端的に言えば、「明るく」「前向き」に生きましょうという内容ではある。著者は米国の心理療法士であるが、わずかな時間に実母とパートナーを亡くしている。このエピソードは当事者ならトラウマになるだろうエピソードでやや強烈である。世の中、「こうした方が良い」という本が多いなか、本著は「やめる」ことをテーマに置いた。良い習慣をするのではなく、悪い習慣を断ち切るのである。
読んでいると、所々に身につまされる思いになる部分はある。人により異なるだろうが、この引っかかる部分が、自身が感じているウィークポイントだったり、悩みのタネの部分であろうと思う。
構成はすべて整えられており、事例から自己診断、問題点の抽出と解説、振り返りなどで展開する。パターンを持っているので、速読もしやすい。
落ち込んだ時に読めば、良い相談相手になってくれそうな本ではある。
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