青山ぱふこさんの「アトピーが教えてくれたこと」の感想は?
Q.青山ぱふこさんの「アトピーが教えてくれたこと」の感想を教えてください?
A.アトピー患者目線のコミックエッセイです。
陽菜ひな子さんの「アトピーの夫と暮らしています」は家族目線でのアトピーとのつきあい方でしたが、青山ぱふこさんの本書は本人目線での体験記。主に学生時代の脱ステをしたときの様子が描かれています。
脱ステを行った時の体験記では、症状が悪化する様子とアトピーが原因となって、なかなか私生活がうまくいかなかった模様が描かれています。
とりわく、私が心にグサッと来たのは、アトピーの症状悪化が原因で家庭内がギクシャクしている様子でした。このような描写は、なぜか苦手です。結論として理解を得られるのですが、アトピーでイライラしている時の周囲の無理解というのは、やはりストレスになるなぁと再確認します。
私の経験を思い起こせば、家庭内ではほどほどの理解はあったように思いますが、家庭外はそうではありませんでした。著者は、家庭のほか、友人や学校の先生、SNSなどで理解者を増やす試みを行っています。
自分は当時、そういった理解者を増やすことってあまりしなかったなぁーと読んでいて思いました。というのも、アトピーであることを半分隠していたというか、他人に合わせることができるので、あまり気にしなかったのかもしれません。ただ、遊んでいる時などは良いのですが、家に帰ってくると反動でぶり返していました。現在は、あまりストレスがない環境なので、そうしたことはありませんが、ここの部分が著者と私の明確な違いだなぁと感じました(どっちが良いとかはその人次第です)。
陽菜ひな子さんの本と共通するのは、「ストレスは敵」ということと、食べ物などに気をつけている点でしょうか。あとは、ストレスに関係しますがあまり無理をしない方が良いようにも思います。